循環器の病気-狭心症・心筋梗塞・心臓弁膜症|はたにクリニック

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Cardiology

循環器の病気1

心臓と血管の病気は突然訪れる

心臓を取り巻く血管・弁・筋肉に由来する病気や心臓から出た大血管の病気を循環器疾患といいます。
これらの病気は自覚症状なく突然あなたの生活の質を大きく低下させる病気です。
早期に適切な診断と治療をすることが何より重要です。

狭心症・心筋梗塞・心臓弁膜症
狭心症のイメージ写真

Angina pectoris

狭心症

狭心症は心臓をとりまく血管の異常で心臓の筋肉の血流が不足することで「胸痛などの症状がでる」病気です。

【原因】

動脈硬化で血管が狭くなった(狭窄)ために症状がおこるタイプ

運動や日常の労作時に胸痛や肩こりなどの症状がでますが、休むと症状が治まるため、様子を見られがちになります。
血管の狭窄度がより進行すると、安静時にも症状があることがあり、その状態を「不安定狭心症」といい危険な状態の一歩手前です。

血管がけいれんする(冠攣縮性狭心症)ことで症状がおこるタイプ

夜間から朝方にかけて、安静時に胸痛などの症状が出現します。
稀に呼吸が荒くなったあとなども症状が出現する場合があります。

Myocardial infaction

心筋梗塞

心筋梗塞は狭心症とは異なり、血管が完全に閉塞してしまい心臓の筋肉への血流が途絶し、その部分の心臓の筋肉が壊死します。
心筋が壊死することを心筋梗塞といいます。

心筋が壊死すると、心臓のポンプとしての力が落ちてしまいます。
症状としては安静、労作に関係なく持続する胸痛などです。
心臓の機能が大きく損なわれるため、1分1秒を争う治療が必要な状態を放置すると多くの場合は命の危機に直面します。

速やかに治療を受けても心筋は少なからず壊死します。
この壊死の範囲が大きければ大きいほど心臓の動きは障害されてしまい、死に至る不整脈・足のむくみや労作時の息切れといった心不全症状などが出現します。
そうならない為には日頃からの禁煙や生活習慣病の管理を行うことが何よりも重要です。

心筋梗塞のイメージ写真
心臓弁膜症のイメージイラスト

Heart valve disease

心臓弁膜症

心臓は、4つの部屋に分かれていて、それぞれの部屋の間仕切りるための「弁」があります。
この弁に異常が発生した状態が心臓弁膜症です。

心臓弁膜症は、弁が加齢・感染症・外傷などの問題によって正常に機能しなくなることで、心臓のポンプ機能が効率悪くなっている状態を言います。
心臓の筋肉は頑張ってポンプ機能を維持するので、すぐには症状がでませんが、症状が出たころには筋肉も疲労しきっている場合があります。
その結果、心臓だけでなく、腎臓、肝臓の機能など全身の臓器へのエネルギー不足を起こし重度になると「動悸」「息切れ」「胸痛」など症状が悪化し、やがて「心不全」状態になります。 そうなる前に、心臓エコー検査など定期的な検査をし、生活習慣の改善や投薬時に心臓手術で病状の進行を抑えることが大切です。